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歳差周期について

一般的なアスペクト

まずは西洋占星術における一般的なアスペクトを上げてみたいと思います。長年にわたって使用されてきたアスペクトですので解釈も洗練されており使いやすいです。

アスペクト分析には生まれた時の配置(ネイタル)、現在の配置(トランジット)、生まれた時と現在の比較などがあります。

一般的なアスペクト
主要なアスペクトの意味
名前 角度 解釈 解説
コンジャクション 強調 同じ方向へ進もうとしますので星の性格が強調されます。一緒に走るので頼りになる部分もありますが邪魔に感じる部分もあります。アスペクトの中での影響力は一番強いですが、良い面と悪い面が双方出てきます。
オポジション 180° 対立 2番めに強いアスペクトです。お互いが反対の方向へ進もうとしています。こちらも良い面と悪い面が双方ありますが、どちらかと言うと対立して打ち消し合うイメージです。
トライン 120° 調和 トラインは循環するアスペクトです。互いに主張し合いながら調和し発展するイメージがあります。良いアスペクトの代表です。
スクエア 90° 妨害 スクエアは違う方向からの衝突です。正面からぶつかるのではなく横からなので変化をもたらします。良い状態が悪くなったり、逆に悪い状態が改善されたりします。オポジションが喧嘩ならスクエアは口論のようなイメージです。
セミスクエア 45° 困難 スクエアの半分です。衝突の角度は緩やかですので変化の力はあまりありません。行き詰まるイメージです。
クインタイル 72° 援助 調和しつつ変化をもたらすアスペクトです。創造的なイメージです。個性を消さずに認め合う状態です。
セクスタイル 60° 友好 トラインの半分です。良いアスペクトですが力は弱く、友好的ながらもあまり干渉はしません。
セミセクスタイル 30° 類似 セクスタイルの半分です。角度が小さい分コンジャクションの影響を受け親近感が高まります。
インコンジャクト 150° 斜行 合わない状態です。水と油のような関係です。基本無関心ですが一緒になっても協調できません。

以上が一般的なアスペクトです。他にもマイナーなアスペクトはありますが説明は他に譲ることとします。次は日本の占星術である宿曜占星術のアスペクトを見てみたいと思います。

宿曜占星術のアスペクト

日本に伝わる占星術に宿曜占星術があります。インド占星術の流れをくみ空海が唐から学び持ち帰ったということです。宿曜占星術では生まれた時の月の配置から27に分類されている宿を決め、その角度から対人関係の相性を占います。宿曜占星術は特にこの相性に関して精度が高いとされています。私の研究では月は人間の弱点を表し、そのアスペクトを直接見るので相性占いの精度が高いのではと思います。詳細な解説は省きますが、宿曜占星術で用いられる栄親、危成、安壊、友衰の4つがどのような角度かをまずは見ていきます。

栄親

eisin

栄親は良い相性とされています。基本的にトラインなのですが、近距離の栄親は弱めのコンジャクションと考えられます。トラインでも業や胎のタイト(角度がほぼ一致している)なトラインとは違いオーブ(許容範囲)内で影響も弱めです。ちなみに宿曜占星術では命(運命、宿命)がコンジャクション、業(カルマ、前世)が120°のトライン、胎(受胎、来世)が240°のトラインとなっています。西洋占星術でも重要な角度ですが、宿曜ではより大きな意味を持たせています。私の考察ではこの角度は増幅が激しいので影響力が段違いに大きいと考えます。増幅については下記ですこし考察を書きます。

危成

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危成はセクスタイルとオポジションのようにも見えます。セクスタイルは60°ですが、これはオポジションのトラインと見るべきではないかと思います。オポジションもセクスタイルも増幅しない角度だからです。しかしオポジションを「裏」と考えれば、セクスタイルは裏のトラインですので増幅します。なのでこの3つは危成というグループなのでしょう。

安壊

ankai

安壊は特殊なのですが、40°のノナゴン(ノヴァイル)と呼ばれるアスペクトです。近距離がノナゴン、中距離がバイノナゴン(80°)、遠距離がクアドラノナゴン(160°)です。中距離はクインタイルの影響もあると思います。安壊は壊す壊されるの関係でどちらかと言えば悪いアスペクトなのですが、上下関係と一致すれば良い師弟、良い上司と部下、良い夫婦などになると言われています。
安壊については別記で考察しています。ここから自然界と数字に秘められた神の仕組みの一端に触れることができます。

友衰

yuusui

最後は友衰ですが、これは90°のスクエアとそのトライン、270°のスクエアとそのトラインだと考えられます。スクエアという強いアスペクトがまずあり、それの増幅であるトラインです。なので六角形を90°ずらした形になります。スクエア自体がコンジャクションと比べると弱いので友衰の影響力もそれほど強くないと考えられます。

宿曜占星術のアスペクトは基本的にこの4つでそれぞれに近中遠距離があります。距離によって相性の善し悪しも微妙に変わってきます。安壊のように壊す側と壊される側など方向に意味があるところも興味深いです。宿曜占星術のアスペクトは数字ではなく漢字なのでなにか取っ付きにくい感じもしますが、アスペクトを整理するうえで重大な考察を与えてくれます。

増幅について

増幅というのは私独自の考え方ですが、2倍にしていった時に収束する角度です。例えばトラインは120,240,480,960,1920,…と倍にした時に360で割った余りが120,240,120,240,…と繰り返します。これを増幅と呼んでいます。ちなみに30°や60°は倍にしていくと120°を経るため角度の意味はないと考えてもいいのかと思います。

別に倍にすることはないではないか、とも思いますが、例えば五芒星の相生相剋を考えるときに、なぜ72°が相生なんだ?という疑問が浮かびます。円を2倍にして144°を相生として考えてもいいではないか、と思ってしまいます。この角度も増幅して360で割った余りは72,144,288,216,72,144,288,216,72,…と循環します。ここになにか相生相剋の秘密があるのではないかと考えています。現在検討中です。

こうやって増幅と循環を考えると重要な角度は絞られてきます。そこからアスペクトの分類と意味を深めていきたいと思います。

アスペクトの新解釈

上記を踏まえてこちらでアスペクトを深く考察しています。現在進行系の研究内容です。

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