ふとまに

占いの視点を用いて古代史を研究しています。

予言のロジック

根底にある仏教思想

前回書いたように、空白の4世紀を説明するのに文献資料だけではどうしても説明しきれないという思いから、私の論拠となる考え方を根本から説明することにしました。では早速私の占いによる歴史観と「予言書」日本書紀との間にはどのような繋がりがあるのか、というのを簡単に説明したいと思います。

占いによる歴史観と予言書日本書紀
解説
魂と輪廻転生、因果応報の法則 魂は不滅であり、輪廻転生を繰り返し霊性の向上を目指している。因果応報は転生をまたぐことがあり、それらを体験することでカルマを解消しながら魂を磨く。
ソウルメイトと共通の課題 ソウルメイトと呼ばれる魂の関係があり、それらは似たような霊的課題を学ぶため同時期に転生し、様々な角度からその課題を学び合う。
日本書紀の記述法 日本書紀のある部分は上記の考え方が反映されており、未来の転生を見据えたうえで架空の人物を描いており、予言書の側面を持つ。
ヤマトタケルの転生である仁徳天皇 古墳時代前期に生きたヤマトタケルは、その生き様から逆算し来世を予測することができ、それを仁徳天皇という架空の天皇として記述した。

魂と輪廻転生、因果応報の法則

これは仏教の考え方として一般的であり、仏教圏では多くの人々に信じられている説だと思います。現代のように世界中の情報を検索できる時代では、転生の例などは容易に探すことができ、この説の信憑性を高めています。

ソウルメイトと共通の課題

ソウルメイトについても多くの情報を見つけることができます。ワイス博士の前世療法やエドガー・ケイシーのリーディングなどでも、今生で縁のある人物、例えば家族や配偶者などが、前世で密接な人間関係にあった、という例を見ることができます。そこでは同じような境遇を立場を変えて体験する例も多くあり、ソウルメイトで共有する魂の課題が存在するというのは認知されています。
上記2つの考え方から、転生という時間軸も含め歴史を考察する、というのが「占いによる歴史観」ということになります。

日本書紀の記述法

これは私の発見であり、ヤマトタケルが仁徳天皇のモデルだと気がついた事で知り得ました。日本の歴史の記述法としては前例があり、ホツマツタエではホアカリや事代主命など、ある時代の人物が、別の時代で転生して魂を継いだという前提で記述される場合があります。天武天皇もそれを踏襲し、更に踏み込んで未来で転生するであろう人物を予測して記述するという思い切った手法を取っています。ここを信じるか否かが、空白の4世紀を理解するうえでの大きな壁になると思います。

ヤマトタケルの転生である仁徳天皇

この記述法は占いにも精通していたという天武天皇の意図が働いていると私は思いました。歴史書としては大変大胆な描き方だとは思いつつも、考え方としては私の思想に通じるので抵抗なく受け入れることが出来ました。
では仁徳天皇は日本史のいずれかの時代に現れたのか、ということが一つの鍵になると思います。私はある人物が、天武天皇の思い描いた仁徳天皇の人物像なのではないかと考えています。次はそう思った経緯について説明しようと思います。つづく